がん遺伝子検査・治療
東北初のがん遺伝子検査・治療を行っております。
がん遺伝子検査・治療とは患者様より採取した約20mlの血液から、がん遺伝子のフリーDNAの濃度、長さ、メチル化解析でがんの発症リスクを調べる検査です。がん遺伝子診断(がん関連遺伝子120項目)は、最先端技術をもつ研究員にて行われており、超早期がんリスクを評価ができるのです。
がん遺伝子検査・治療について
がんは、多数の遺伝子変異が蓄積されて発生するため、遺伝子水準の段階で診断し、初期に治療することが最善の方法です。当院の「遺伝子検査」は、遺伝子レベルで異常を速やかに見つけ出すことが可能です。また、「前がん状態」のリスクを特定し、向こう3~5年間のあらゆる「がん」の発症リスクを推定します。
がんができる前に検査を行うことで、がんの兆候を摘み取ることが可能となるのです。
127項目のがん関連遺伝子
毎年、30万人以上の日本人が「がん(悪性新生物)」で亡くなっており、死因の第一位となっています。 日本人のほぼ3人に1人がガンで死亡しているのです。
しかし、ひとくちに「がん」と言っても、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、膵がん、肝臓がん、腎がん、乳がん、子宮がん、膀胱がん、前立腺がんなど、多種多様ながんがあり、人間ドックなどを受けてもなかなか全てのがんを調べることは難しいのが現実です。
「がん」がある程度大きくなって発症するまでには、通常、がん細胞が増殖を始めてから数年かかります。この発症前の段階でがん細胞を検出することができれば、早期に対策を打つことができるのですが、このような技術は今まで実用化されてきませんでした。しかしようやく、20ml血液だけで発症前の微小がんを検出できる検査が実用化されました。それが当院で行っている「がん遺伝子検査・治療」です。
がん遺伝子検査・治療の流れ
step1 カウンセリング
0229-23-9783
step2 遺伝子検査
step3 遺伝子検査、診断結果説明
step4 がん遺伝子治療計画の説明
step5 遺伝子治療をスタート
step6 遺伝子検査 (2回目)
step7 遺伝子診断結果説明
受診をお考えの方へ
がんは多数の遺伝子変異が蓄積されて発生するために、高度の生存能力をもっています。したがって、1クールでの治療でがん病変の消失や、がん遺伝子を消し去ることが困難なことがあります。その際は、2クール目の遺伝子治療、特にp53がん抑制遺伝子の用量の増加や投与方法などを検討する必要があります。
よくある検査のご質問
Q, 腫瘍マーカーのPSA検査値と前立腺癌(がん)の確率を教えてください。
A,PSAは前立腺にのみ存在する問糖蛋白で、健常な男性の血中にも微量存在し、前立腺癌(がん)の腫瘍マーカーとして最も利用されています。
しかし、前立腺癌(がん)だけでなく、前立腺炎や前立腺肥大症などの良性疾患でも上昇します。また、尿道操作や前立腺マッサージなど前立腺に刺激を 与えた後にも上昇します。
カゼ薬、胃腸薬などには尿を出にくくする副作用をもつ成分が含まれているものがあり、薬によってはPSA値を上昇させる場合があります。
PSAが高値となった場合は、数日以上おいて再検査を行います。再検査でも高値の場合は、前立腺触診、前立腺超音波検査などを行い、癌が疑われる場合は、 生検にて確定診断を行います。
◆PSAおよびPSA F/Tと前立腺癌
※PSAが4,0~10.0(ng/ml)は、グレーゾーンといわれ、前立腺癌と良性疾患がほぼ半数で存在します。
非癌では蛋白と結合していない遊離型PSAが多いことから、遊離型/総(F/T)比を検査することで、前立腺癌の確率を推定できます。 PSA値が高いほど、F/T比が低いほど前立腺癌の確率は高くなります。